あの世
長崎県佐世保市における殺人事件の小学生の加害者は、活発で勉強もできるかわいい子でしたが、ネット上では、友達に激しい言葉を浴びせていたようです(本日の朝日新聞社説)。
ネット上では言葉だけしか伝わらないため、このようなトラブルは日常茶飯事です。
現実のコミュニケーションでは、言語表現より表情やしゃべり方と言った非言語表現のほうが気持ちを伝える力は強いようです。
たとえば同じ「ばか」でも、上司が大声で怒鳴る「ばか」と、恋人が微笑みながら耳元でささやく「ばか」ではまるで違います。
表情が無く言葉だけのネットの世界は、肉体が無く精神だけのあの世に似ているような気がします。
ネットの世界では、あの世を仮想体験できそうです。
あの世にいける人を選ぶのも、あの世の秩序維持には必要なことかもしれません。