心の教育

長崎県佐世保市の小学生による殺人事件のあと、「心の教育」が問題になっています。

「心の教育」とは、「生命の尊さを理解し、自他の生命を尊重する」ことを繰り返し教えることのようです。

しかし、長崎県の校長の会議では、「観念的に教えても伝わらないのではないか」「『死』や『命』を実感として教える方法がわからない」と言う意見が出たそうです。(昨日の朝日新聞

都会の子供たちの周りには、人間以外の自然・生命がほとんどありませんが、これは人間の歴史の中でも異常な状況です。

また、核家族化と少子化で、お年寄りや赤ちゃんとのふれあいも減っています。

言葉による教育よりも体験こそ重要で、とにかく子供の周りに自然・生命を置いて、触れ合うことが必要だと思います。

教室の中には観葉植物をたくさん置いて、水槽も1つだけではなく2つも3つも置き、いろいろな生物を育てるべきでしょう。

また、校庭の一部や屋上を使って野菜を育て料理して食べることも全学年でやってはどうでしょうか。

人間以外の生命と接触できる環境をできるだけ多くすることが重要だと思います。