後藤田正晴さん

 本日の朝日新聞後藤田正晴さんが、A級戦犯には「結果責任」があると述べています。

 A級戦犯の方も日本のことを考えて決断したのでしょうが、日本だけでなく何百万の方が亡くなり、それ以上の方が傷ついたのですから、誰かが責任を取らなければならないでしょう。

 歴史の授業で思い出すには、大変な犠牲を払って日清戦争に勝った日本が、清の領土を得ようとしたとき、ロシアなどの圧力で泣く泣く領土を放棄したことです。

 ロシアと戦争すべきだという意見が強かったそうですが、明治の為政者は、負ける戦争はしないで我慢すべきと決断し、「臥薪嘗胆」といったそうです。

 常識を超えた発想による決断は非常に難しいと思いますが、国民の命を預かる為政者には、それだけの責任があるはずです。